自分で庭造りをしようと思った場合、どうしても道具が必要となってきます。しかし、どんな道具が必要かは作業の種類や規模によって変わってきます。種類としては、具体的に3つに分けられます。「ガーデニング(草花)」「ガーデニング(樹木)」「DIY(テーブル作成、レンガ加工等)」の3つです。
それぞれによって必要な道具が変わってきますから、ご自分がやりたいことをしっかり把握して必要な道具だけを購入し、不必要な道具は揃えないようにしましょう。それぞれでどんな道具が必要なのかについては、以下に簡単にまとめてあります。
ガーデニングの規模や草花の種類、どういう形で植えるかによって必要なものは変わってきます。道具を購入する前に、まずはプランをしっかり立てて、必要な道具の見通しをつけておくことが大切です。
また、草花に関する道具の場合、DIY用の道具とは違って何度もくり返し使用することが多くなります。DIYによる工作は、一度完成させてしまえば、そのあとは道具の出番は多くありません。
ですが、草花は生きていますから小まめな手入れが必須です。そのため、手になじむ使い勝手のよいものを意識して選ぶようにしましょう。また、使用したあとの道具の手入れも、忘れてはなりません。
手入れを怠ると、次に使うときに道具が汚れていたり、使いにくくなっていたりします。
そうなると、作業自体がおっくうになって、足が遠のきがちです。
結果、あんなに楽しみにしていた庭が、見るも無残な姿に・・・なんてことになりがちなのです。これはとても残念なことです。そうならないためにも、毎回の手入れが重要なのです。
樹木の場合でしたら、このくらいは必要です。ただし、樹木の高さや種類等によって、必要な道具は多少変わってきます。ちなみに剪定ノコギリについてですが、普通のノコギリで代用するのは難しいです。普通のノコギリは両側に歯が付いているので、切っている反対側の枝葉もいためてしまう危険性が高いためです。
上記のハサミ類やノコギリ等は、単品で購入するのも悪くはないのですが、ベルトに付けられる携帯用のケースを一緒に購入しておくと、ぐんと便利になります。
作業のたびに拾い上げて、またどこかに置いて、というのがなくなり作業スピード自体が上がりますし、ケースに入れればすぐに両手が使えるようになりますから、作業効率のアップにもつながります。ケース以外に、ケース付きのウェストポケット等もありますから、ご自分のニーズに合わせて選んでいただければと思います。
扱うのがレンガなのか木材なのかによって、必要な道具の種類は変わりmさう。DIY用の道具は、他の2種と違って高価なものが多いですから、無駄な買い物はしないように気をつけたいものです。
また、作業の量にも注意することが必要です。
たとえばレンガを割ったりする場合、割るレンガの数が少ない場合でしたら、レンガタガネで一個一個割っても十分対応可能です。
しかし、大量のレンガを割らなければいけない場合には、レンガタガネによる手作業では、どうしても苦しくなってきます。
このように、作業の内容だけでなく、こなさなければいけない量にも注目して道具を選択することが重要です。
以上、いろいろと見てきましたが、最後に道具の購入法について記しておきます。道具を購入する場合、方針としては、大きく2つに分かれます。具体的には「安さ重視」と「品質重視」です。
安さ重視の代表としては、100円ショップの活用があります。スコップ等でしたら普通に売ってありますし、糸鋸の刃なども売っているところがあるようです。なお、100円ショップの欠点としては、意外と商品の入れ替わりが激しいということが挙げられます。前回、買った商品が今回どこにも見当たらないということもめずらしいことではありません。けれど、お値段的には圧倒的にお得ですし、うまく有効活用すれば大きな助力になることは間違いありません。
一方、「品質重視」の場合、基本的な発想としては定価での購入が基本線となります。値引きされていない、しっかりとした商品を買って、快適な使い勝手や長持ちすることによって元をとろうという発想です。
「安さ重視」も「品質重視」も、それぞれ一長一短があって一概にどちらがいいと決め付けることはできません。アドバイスとしては、庭造りの規模や期間によって使い分けるという手があります。短期で済む小規模な庭造りでしたら、安さ重視で購入して、その逆でしたら品質重視というやり方です。
ご自分の事情に合わせて、上手に選択していただければと思います。